床の次は、天井に目を移してみましょう。二重天井も二重床同様、さまざまな面で直天井よりも優れています。直天井は、上階のコンクリートスラブの下面に、直接ビニールクロスを貼った天井のことです。一方、二重天井は、上階のスラブ下面から下地枠を吊って、そこに石膏ボードを吊り下げています。コンクリートスラブと石膏ボードの間には約7センチ以上の隙間があり、遮音性を高めるため、グラスウールなどが充填されている場合もあります。
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ではなぜ、二重天井のほうが優れているのでしょうか。最大の要因は、直天井は照明器具の位置変更ができないことにあります。直天井は上階住戸の床スラブ下面が、そのまま住戸の天井にあたります。上階住戸のコンクリートスラブの中に、下階住戸の照明回路の配管(電線を通す鋼管や樹脂管)や、照明器具取り付けに必要な引っ掛けシーリング用の下地ボックスが埋め込まれているのです。したがってリフォームで間取りを変えたとしても、照明器具の位置までは移動することができません。もし変更した間取りに、強引に照明を引っ張っていくとしたら延長コードを天井に這わせるなどの手間が必要になります。