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ファッション誌でもたびたび特集が組まれる

アナスイは、1955年、アメリカ、ミシガン州に中国人移数年前に起きたオリエンタルブームの立て役民の子として生まれる。パーソンズーデザインスクールを卒業後、スポーツウェアの会社などを経て、80年に6着の服からブランドをスタート。95年よりセカンドライン「スイーアナースイ」をスタート。97年春にはソックスコレクション、同年秋にジーンズラインを発表。オリエンタル、ロック、ヒッピー、クラシックなど、過去の文化遺産をリミックスしたデコラティブなデザインが特徴。スタイリストをしていただけあり、卓越したコーディネート、アレンジ能力で自分の世界観を表現。リミックス時代を象徴するデザイナー。日本では本格的な商品展開以前にメディアを通じて服よりも本人が先に有名になっていた。カリスマ的な人気を誇り、ファッション誌でもたびたび特集が組まれるほど。

商品鮮度を重視するという戦略

経営の基本には、商品鮮度を重視するという戦略があった。そこで、ナイスクラップに行けばいつも最先端の商品があると感じさせるマーチャングイジングを展開した。価格もヤング層が中心であることで、八〇〇〇円上二万七〇〇〇円までのプライスゾーンとした。現在、直営店は三五店、この他にFC店が二二店、そしてこれら小売事業以外に卸売りがある。菊地博己社長は「お客さまにファッションを通して自己実現のための最高のエンターティメントを提供する」という理念に基づき、若い女性のライフスタイルの提案に取り組んできた。しかし、九〇年代後年ごろから「顧客ニーズにマッチした商品企画を供給することができなくなった」と業績不振に陥った原因を語っている。

カジュアルウェアや、カジュアルフライデイを理解する

カジュアルウェアや、カジュアルフライデイを理解するためには、まずカジュアルという言葉がそなえた思想を知る必要があります。カジュアルを、すぐに服装に結びつけたり、また、カジュアルフライデイのスタイルに私たちが戸惑う理由は、カジュアルという言葉を思想として把握していないためです。カジュアルという言葉は、アメリカが成熟させた言葉であると同時に、また広範な意味をそなえた思想なのです。たとえば、こんな風に用いられます。casualcr・lminal(流しの犯人)casualm・lstake(ふとした間違い)casualaffair(いきがかりの情事)casualmeet・lng(奇遇)casuallunch(気軽な食事)casualwater(ゴルフコース内に偶然できた水溜まり)カジュアルフライデイや、カジュアルウェアは、これらの中の、ひとつの用法にすぎません。私たちが、この言葉を服装周辺に限定してしまっている理由は、カジュアルウェアやカジュアルフライデイを表層的な流行として補足し、その意味を深く詮索しなかったためです。簡単にいえば、私たちはアメリカからカジュアルウェアやカジュアルフライデイという言葉を輸入したとき、カジュアルという単体の言葉を、どこかに置き忘れてしまったのです。